2025年8月9日(土)、南房総市・岩井駅前交流拠点 boccs にて、デジたまスタヂオの初イベントを開催しました。
テーマは「自分の名刺をつくってみよう!」。
小学5年生から中学3年生まで、地元の子どもたちや少し遠方からの参加もあり、にぎやかで楽しい時間になりました。


名刺ってなんだろう?
アイスブレイクでは、まず「名刺って見たことある?」と質問。すると、大半の子が手を挙げてくれて、すでに名刺という存在に親しみを持っていることがわかりました。
「名刺は大人用のプロフィールカード」と改めて説明。大人が仕事で使う名刺を見せながら、「今日はみんな用の名刺をデザインします!」と話すと、子どもたちの表情がぐっと明るくなりました。


自分にインタビューする
最初のステップは「自分インタビュー」。
Numbersアプリを使いながら「好きなこと」「得意なこと」「将来やってみたいこと」などを書き出しました。
「この名刺を誰に渡したい?」という問いかけには、「友達に!」「お母さんに!」と笑顔で答える姿が印象的でした。
中には「もっと自分らしさを出したい!」と、自分で新しい項目を追加する子もいて、とても頼もしく感じました。Numbersを初めて触る子が多かったのですが、すぐに使いこなしているのも印象的でした。


名刺にのせる情報を整理
次のステップでは、縦横3種類ずつ用意した名刺テンプレートを配布しました。
それぞれ好きなレイアウトを選び、自分の名刺をどんな形にするかを決めていきます。
テンプレートを見ながら「どの情報を載せるか」を取捨選択。
「相手に伝わってほしいことをギュッとまとめるのがポイント」と伝えると、子どもたちは一枚のカードに収めるために真剣に考えていました。
中には「あれも入れたいけど、こっちの方が伝わるかな?」と友達と相談する姿も。情報をただ並べるのではなく、自分がどう見られたいかを意識しているのが印象的でした。


デザインの時間!
Pagesを使ったデザインタイムでは、同じテンプレートを使っても仕上がりはバラバラ!
イラストを描き込んだり、好きな色を組み合わせたり、悩みながらもそれぞれの個性があふれる作品になりました。


みんなの作品






名刺交換でドキドキ
完成した名刺を手に、いよいよ交換会を行いました。
最初は少し照れていた子も、何度か渡すうちに「○○と申します。よろしくお願いします!」と堂々と目を見て渡せるようになりました。受け取った子から「すごい!」「かわいい!」と声をかけられると、自然と笑顔が広がっていきました。
交換のあとは「フィードバックカード」に記入。
- この名刺を見て、どんな人だと思った?
- 「いいな!」と思ったところは?
- もっと知りたい!と思ったことは?
といった問いかけを通じて、互いの良さを言葉にして伝え合いました。
「イラストから○○が好きなんだと分かった」「自己紹介の文章がかっこいいと思った」など、子どもたち自身の言葉で感想が交わされる様子が印象的でした。


参加者の声
今回のワークショップを終えて、子どもたちからはこんな感想がありました。
- 「自分を知ってもらうために何を書こうか迷うのが楽しかった」
- 「改めて自分のことを考えるきっかけになった」
- 「名刺交換でみんなのことが知れて嬉しかった」
短い時間の中でも、それぞれが“自分を伝えること”を楽しんでくれたのが伝わってきました。
保護者アンケートから
今回のワークショップ後に実施したアンケートでは、保護者の皆さまからこんな感想をいただきました。
- 「子どもが楽しそうに話していて、自分の作った名刺を嬉しそうに見せてくれました」
- 「時間があっという間で、集中してできたのが楽しかったそうです」
- 「名刺を持つのは初めての体験。小さな一枚で自分をどう表すかを考えるのが楽しかったようです」
- 「フォーマットに沿うのかと思ったら、自分で考えてつくれて楽しかったと話していました」
- 「デザインするのは好きかも!と新しい気づきがあったようです」
さらにアンケート結果では、満足度は全員が5(とても良かった)を選択し、
「期待以上」「また参加させたい」といった声を多くいただきました。
参加費についても「適正」という感想が多く、次のステップに向けて励みになりました。
これからのデジたまスタヂオ
今回は初めての開催でしたが、子どもたちの柔軟な発想と真剣さに、大人の私たちが学ぶことが多くありました。
今後は、南房総の放課後クラブや地域イベントを拠点に、継続的に「考える・つくる・伝える」体験を届けていきたいと思います。
今後の活動情報は、デジたまスタヂオ公式LINE でもお知らせします!
登録はこちらから →https://lin.ee/1O0LfRp
ご協力いただいたboccsのスタッフの方々、保護者の皆さま、そして参加してくれた子どもたちに、心から感謝します。