「HCD-Net認定人間中心設計スペシャリスト」に受かって見えたこと

昨年、HCD基礎検定とUX検定(基礎)を受けて、改めて学び直しをしてきました。

せっかくなので、自分がこれまでやってきたことを棚卸ししようと思い、人間中心設計認定制度を受験しました。

人間中心設計認定制度とは
人間中心設計推進機構(HCD-Net)が実施する認定制度で、ユーザー理解から設計・実装までを実務として遂行できる能力を評価・認定するもの。
実務経験や役割に応じて「専門家」「スペシャリスト」の区分がある。

人間中心設計専門家とは | 認定制度 | HCD-Net

試験は、過去のプロジェクトにおける自分の具体的な実績を、コンピタンス(能力)マップに基づいて記載し、提出する形式でした。

現在地

結果、私は「スペシャリスト」として認定をいただきました。

普段の仕事での役割は、

  • 情報設計
  • ユーザーストーリー設計(UX)
  • 画面設計(UI)
  • カスタマーサクセス設計

といった、ユーザー体験を設計する実務領域が中心です。

申請資料を作成しながら、このあたりの経験は整理できた一方で、
プロジェクト全体の推進や、組織に人間中心設計の考え方をどう広げるかといった部分は、まだ経験が少ないなと改めて認識しました。

見えてきた役割の違い

今回見えたのは、自分の関与範囲が設計領域に寄っているということでした。

より上流や組織側に関わっていくには、設計だけで完結するのではなく、

  • 意思決定にどう関わるか
  • チームをどう動かすか
  • 価値をどう組織に浸透させるか

といった部分まで関わっていく必要があります。

これからやること

これからは、ユーザー体験の設計に加えて、プロジェクト全体の整理や推進にも関われるよう、実務の中で領域を広げていきます。

先日、地域でWebサイトの改善案件に取り組んだ際、
設計だけでなく、プロジェクト全体を整理しながら進める役割の必要性を感じました。

人材が不足している地域では特に、誰もがプロジェクトの中で複数の役割を担っています。
そのため役割分担や責任の所在が曖昧になりやすく、結果として混乱が起きている場面も多く見られます。

私はそのような、「防げる混乱」を地域から減らしたいです。

また、サービス設計ワークショップを少しずつ始めながら
地域の事業者の方が人間中心の観点を取り入れられるような機会もつくっていきたいと思います。

今回の受験は、自分の現在地を知り、次に何をやるかを考えるきっかけになったことが、一番の収穫でした。