私は今の地元の小中学生たちと同じように、小学1年生から中学3年生まで、ほぼ同じメンバーで育ちました。
そのうちの半分くらいは、4歳の幼稚園の頃から一緒だったと思います。
「子どもが少ない地域ってかわいそう」?
少子化が叫ばれている昨今、南房総でも
「子どもが少ないとかわいそう」
そんな話を聞くことがあります。
でも、実際にその環境で育った立場からすると、私はそこまでネガティブには感じていませんでした。
むしろ、親も含めて、地域に身内がたくさんいるような感覚に近かったです。
これはその世代にもよると思うので、だからみんなも良いだろうという話ではありませんが…。
固定された人間関係の苦しさ
もちろん、良いことばかりではありません。
人間関係が固定されやすいこともありますし、「○○な子」というイメージも付きやすい。
私は「絵が上手い子」というイメージが強く、大人になってから、そのラベルに苦しんだ時期もありました。
絵を描くことは好きでしたが、いつの間にか「自分には絵しかない」と思い込むようになっていたのです。
ただ今振り返ると、それを乗り越えることも含めて、自分の人生だったのだと思っています。
また、このラベルの固定化は、必ずしも地域環境だけが原因ではないとも感じています。
変わらないでいてくれる人がいる安心感
そして私は、地元の同級生たちに感謝していることがあります。
中学生の頃、私はかなり塞ぎ込んでいた時期がありました。
でも、周りの子たちは変わらず接してくれていました。その事に気づいた瞬間を、今でも鮮明に覚えています。
距離が近い地域だからこそ苦しいこともある。
でも逆に、
「昔から知っている人がいる安心感」に救われることもあります。
地元が「帰れる場所」であること
今は地元を離れた同級生も多いです。
それでも、「帰れる場所」として地元が残っていることには、大きな意味があるのだと感じています。
だから私は、地元を大切にしたいと思っています。
自分がそうだったように、今の子どもたちにとっても「帰ってこられる場所」であり続けてほしいからです。

